数秘術
数秘術とは?
数には特別な意味がある。
そう考えたのはピタゴラスの定理で有名なピタゴラスです。そのピタゴラスの考えを引き継いだ一派は、文字と数を対応させることを思いつき、これが後に「カバラ」というユダヤ教の奥義に繋がります。このカバラには、聖書に書かれた文字を数字に置きかえ、その中に隠された真実を見つけようとするゲマトリアという秘術が組み込まれました。これは聖書には特別な力が隠されており、その文字を構成する「数字」を分解することでその謎を解き明かそうとしました。この研究は化学の発展が錬金術だったのとある意味似ており、「数学の基は魔術である」とまでは言い切れませんが、少なくない影響を与えたことは間違いないでしょう。
魔術の根底理論である「上の如く下も然り」という言葉がありますが、数秘術も同じことが言えるかもしれません。つまり世界のすべてが数で表現できるのであれば、その数を使えば世界を理解し、変化させられるのではないか、というのがこの数秘術の根底にあります。
つまり分解・還元することで得られるすべてを含まれる「数字」には、魔術的な原初の力が備わっています。つまり、膨大な情報量を持ったいかなるものも、それがたとえその人の性質や気性・辿るであろう運命でさえも「数字化」することで読み解いていくことができるのです。
「人生の羅針盤」としての数秘術
日本よりも、アメリカやヨーロッパにおいてとてもメジャーで人気のある占い「数秘術」。
皆さんは「数秘術」というとどんなイメージをお持ちですか。「名前や誕生日を数字にして計算する占いでしょう?ネットで無料のものをやったことありますよ」という人は意外に多いのではないでしょうか。しかし、実際に「どんな風に、どんなことが詳細に読み解けるのか」を知っている人は少ないというのもこの占いの特徴なのです。
実はこの数秘術、占術においては「命術」に分類されます。名前や生年月日を独自の計算方法で分解・算出することで、その人が持つ固有の性質や性格、乗り越えるべき弱点やこれからの運勢傾向や人生の節目となるサイクルなどを知ることができます。また、2人分の数秘を導き出すことで、相性や気質を鑑定することができるため恋愛・結婚はもちろん、人間関係全般に対し大変有効です。
つまり数秘術とは、表に現れている部分とまだ潜在している部分を含めた「その人を構成するもの」を現した「精神のカルテ」と言えるものなのです。このカルテは人生という長い旅の「羅針盤」として大いに役立つでしょう。
自分自身を構成する「数」を知る
この数秘術で重要な点は、アルファベット表記にした氏名を数字に置き換えるという点です。上の表を参考に自分の名前を数字に置き換えます。たとえば、「もりた さわき」という名前であれば、
「MORITA SAWAKI」→469921 115129
となります。この数字は忘れないようメモしておいてください。ちなみに数秘術では氏名は「出生時のもの」を使用するため、結婚して苗字が変わっている人は「旧姓」となるので注意が必要です。
次に、生年月日を書き出します。たとえば1977年12月5日生まれの場合、
「1977125」
と年・月・日関係なく、すべて一列に並べ、その数をすべて足していきましょう。すると「1+9+7+7+1+2+5=32」という合計になるはずです。今度は、この合計が「一桁もしくは11・22」になるまで先ほどと同じように加算していきます。なので「32」→「3+2」で「5」という数字を算出することができました。もし、この時点で「12」「20」など2桁(※11・22除く)であれば
「1+2」→「3」
「2+0」→「2」
のように「一桁もしくは11・22」になるまで加算してください。
氏名と誕生日から算出される「数」を基に、その人に備わった「特性や才能」を表していきます。
数からどんなことが分かるのか
このように、自分に関わる数を算出していくことで、自分でも知らなかった様々な事柄を知ることができます。
たとえば、今後の課題や葛藤、気付かなかった長所や短所、今後起こりうるであろう問題やトラブルなど…
人生を「大きなサイクル」として捉え、そこに助言や道を示すことが可能です。
また、この数秘術の利点としては、名前・生年月日で鑑定することができることです。
対面鑑定によらなくとも正確な鑑定を行えるため、ネットを利用した「メール鑑定」と相性が良いのが特徴です。