アイスクリスタル/ヒマラヤ山脈の霊石

2020年07月02日

ヒマラヤ山脈でしか採れない貴重な水晶

アイスクリスタルは、ヒマラヤ山脈の標高6000m峰の氷河地帯で産出される希少なヒマラヤ水晶です。ヒマラヤ山脈の氷河が温暖化で溶けた場所で初めて発見され、世界中のヒーラーの注目を浴びました。鉄の含有によって淡く赤みを帯びた白色が特徴で、表面はごつごつと凹凸が激しく、氷柱を削ったような形をしてことから「蝕像水晶(エッチング・クォ-ツ)」と呼ばれます。中には、トライゴニック(Trighonic)と呼ばれる、先端方向に対して▼(逆向きの三角形)が鎖のように折り重なったものが浮かぶものもあり、かなり稀少とされています。名前の由来は、氷河が溶けて発見されたためとも、石同士を軽くすり合わせるとまるで氷のような音がするためという説もあるようです。ニルヴァーナクォーツ(涅槃水晶)とも呼ばれることもあります。

地球温暖化により現れた霊石

アイスクリスタルは、地球温暖化の影響によりヒマラヤ山脈の氷が溶けたことで発見された新しい水晶です。それまでは、誰もその存在を知ることなく氷の中で眠っていました。採掘には腕利きの山男たちが命がけで山に入らなくてはならず、なかなか流通しない希少価値の高い石です。にもかかわらず、ヒマラヤという神の宿る山の純粋な力を凝縮した水晶として、ヒーラーやスピリチュアリストに絶大な人気を博しています。地球温暖化の産物とも言えるアイスクリスタルは、地球が人類への警告として遣わしたものともとれるからです。また、クラスター状に産出されるのではなく1本ずつポイント状に産出されることから、神秘主義者たちからは「神の奇跡」として特別な意味で重宝がられています。本来この時代に見つかるはずがないこの石は、地球から人類に対しての自然や環境に対しての人の取り組み、関わり方に関するメッセージが込められているとされます。

深い瞑想と強力なグラウンディングを促す

この石は深い瞑想のサポートに最適です。瞑想時に傍らに置けばネイチャーシールドのような役割を担い、迷いや雑念をアイスクリスタルが払ってくれるといわれています。あるべき人間性を呼び戻すという力を持つことから、都会の生活に疲れ、孤独感や地に足のつかない不安定な時に、本来の人間性を呼び戻すアイテムとしても効果的です。また、経営者や政治家など社会を動かす立場の人間に対して良い方向に向かうための道標となるでしょう。人を導く人物が持つと、本当の自分の使命を思い出すことに助力してくれると言われています。個人での悩みに呼応するというよりは、もっと大きなものへ積極的な祈りを捧げるアイテムとして効果を発揮します。

ヒマラヤのただひとつの鉱山でのみ産出

インドのヒマラヤ山脈、ヒマチャルプラディッシュ州クル市マニカランの一つの鉱山からのみ産出します。叩くとキーンと高い金属音がするものが多く、産地ではシンギングクォーツ(Singing Quartz)とも呼ばれます。稀に「トライゴーニック」と呼ばれる逆三角形の食像が見られるものがあり、これは大変希少です。

単体で最もパワーを発揮

アイスクリスタルは孤高の石です。何かに依存する事なく高次な世界から世の中の動きを見守り導く石です。その性質上、単体で持つことが一番アイスクリスタルには向いていると言えます。ブレスとして他の水晶と組み合わせる場合、庭園水晶と呼ばれるガーデンクォーツが最も相性が良いでしょう。

おすすめしたい人

・深い瞑想のサポート
・孤独感・不安感からの脱却 
・グラウンディングを助ける
・ヒーラーやスピリチュアルな職業の方

DATA

英名:Ice crystal
和名:ヒマラヤ蝕像水晶
色:白色、赤色
硬度:7