タロットリーディングにおける準備と展開方法

2018年08月21日

はじめる前に

占らないを始める前にしなければならない、とても大切なこと。
それは「カードに聞きたい質問」を明確にすることです。タロットリーディングは「今年の運勢は?」「これからの金運は?」といった漠然とした質問に向いていません。
できるだけ質問を具体的にすることで「誰が」「何が原因で」「どうなっていくのか」をカードはあなたに教えてくれるでしょう。
「彼氏と上手くいきますか?」という質問よりも「彼氏との関係において障害となっているものは何ですか?」とカードに訊ねる方が明確で具体的な答えを得ることができるのです。

展開方法(スプレッド)を決める

質問を決めたら、次は展開方法(スプレッド)を決めます。
要するにカードをどの順番にどう並べるか、です。ワンオラクル、スリーカード、ホロスコープなどたくさんの並べ方はありますが、最も有名なものは「ケルト十字法」でしょう。ポピュラーといわれる展開方法ですが、現実的な問題には若干読みにくい部分があります。結果に対してどう解決するかの解釈にも慣れが必要です。
そこで私がオススメしているのが「ヘキサグラム」です。後程、このスプレッドの展開方法・ポジションをご説明します。

カードをシャッフルする

占いたい質問を決めたら、カードをシャッフルします。
シャッフルの仕方はどのようなものでも構いません。トランプを切るようにしても、机の上で混ぜ合わせても大丈夫です。重要なのはシャッフルしている間、心の中で強く「質問をカードに投げかけること」です。思い描くイメージをできるだけ具体化しながらカードに触れることで質問者の波長とタロットの不思議な力を共鳴させることができます。

シャッフルを終えたら、次はカードを3つの山に分けます。そして、分けた3つの山をひとつ選び、残りの2つの山を後ろに重ねます。これで準備完了です。

ヘキサグラムの展開方法

国や地域、占い師によっていくつかの相違点はありますが、ヘキサグラムは画像のカード番号の順に置いていきます。

置いたポジションにはそれぞれ意味があり

①過去または今回の問題における原因
②現在または今の状況
③未来または問題の行く末
④相手・周囲の状況
⑤質問者の気持ち・願望
⑥最終結果・答え
⑦結果への対策

となっており、そこにどんなカードが置かれるかでポジションを解釈していきます。

たとえば、①に戦車の逆が出たら、この問題のそもそもの原因が「衝動的な行動によるもの」と解釈できますし、③にワンドの8が出た場合、遠からず環境が変化していくサインを読み取ることができるでしょう。

このヘキサグラムの特徴は結果に対する対策がきちんと示されることで「では私はどうすればよいか」が明確になっている点です。人を占ってあげる場合でも、結果を告げて「はい、終わり」ではなく「このためにはこうすればよい」「この結果を招かないためにはこれが必要」ともう一歩踏み込んであげることでより深いリーディングが可能となります。

ぜひ、挑戦してみてください。